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芦原空手のサバキとは、いわゆる組手のことだが、今までの空手で使われている「組手」という言葉は、互い同士が技を出し合い受け合い、殴り合うというイメージでとらえがちだ。
理にかなった空手を考えれば、5分も10分も技を出し合い受け合うなど、スタミナも続かないしありえない。
常に有利なポジションを取り、相手の動きをリードし、打たせずに打つ、当てさせずに倒すことを目標として修練を積むわけだから、相手が攻撃を続けられるようなあまい受けを続けて、それを「組手」という言葉でくくるのはナンセンスだ。
芦原空手の「組手」とは「サバキ」である。くずして攻め、反撃するヒマも与えず倒す方法なのである。
道場では先輩が後輩を捌く。その場合、後輩に蹴りパンチを打ち込む必要はない。的確に捌いたことで、すでに勝っているわけで、そして後輩は、どうして捌かれるのかを考え、先輩がサバキきれないような鋭い技を身につけようとする。
理にかなった動きを身につければ、余裕もでるし、自分の進歩も見える。
そこに空手の楽しみがある。
《実戦!芦原カラテ STREET FIGHTより》